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1/31 エンゼル広場

ママたちのパレード☆栄 大盛況!!

※最下部に新聞記事切り抜きあります。

ママたちのパレード☆栄 にご参加いただきまして,まことにありがとうございました *^^*


風船膨らませ隊や撮影でご協力賜りました皆様,本当にありがとうございました。
暖かい昼下がり,ピンク,青,白の風船をもって大人とこどもがいっしょにパレードしました。
「てのひらに太陽を」「民衆のうた」を歌いながら笑顔のパレードとなりました。

安保関連法に反対するママの会@愛知の坂内博子です。

今日はママの会の平和のパレード☆栄にご参加いただきまして,
ありがとうございます。

今日ここにいる,こどものみなさん.
どうしてみんなは,今日ここに来ているのですか?

そうですね.みんないろいろな思いを持って,
ここに集まっているのですよね。 
わたしは,自分の子も,知ってる子も,まだ会っていない子も,大人も,みんなの命を守りたいからここに来ています。

 

みなさんが,いまたっている場所は,およそ70年前に戦争で爆弾がおとされ,焼け野原となりました。
名古屋の大きなお城の本物も焼けました。
幸せにくらしていたひとたちが,ある日突然兵隊にされて,無理矢理戦場に行かされ,そのまま帰ってこれなくなりました。
おうちが燃えて,おとなも,こどもも,あかちゃんも,たくさんの人が亡くなりました。
食べ物がなくて,おなかがすいてみんなが苦しい思いをしました。
皆さんは動物が好きですか? 動物園に行きますか?
名古屋の動物園のどうぶつたちも,戦争のせいで,たくさん命を落としました。

 

70年前,それはみなさんのおじいちゃん,おばあちゃんももしかしたら生まれていなかったかもしれない,昔のことです。 
でも,それがどんなに恐ろしく,悲しいできごとであるかは,お話を聞いたり,本をよんだりすれば今でもすぐにわかります。

こんなにこわくて,命がおびやかされることが二度とあってはいけないと,戦争が終って,日本の人たちは「二度と戦争しない」と約束しました。
争いごとがおこっても,話し合いとルールで解決しようと決めました。
一人一人の命を大切にしよう,と決意しました。

そしてこの決まりは,日本の国民の1人1人ががんばって力を合わせて守っていかなきゃならないね,もし,決まりを変えるとき必要があるときには,みんなでしっかりたくさん話し合って,みんなが納得して決めようね,と誓いました。

ところが今,日本では,多くの人が納得しないまま国会というところで,「戦ったり武器を売ってもいいよ」という追加のルールを作ってしまったのです。

この追加のルールを認めてしまったら,どうなるでしょう?
国と国との争いごとを,話し合いで解決するのではなく,命にかかわる戦いをする可能性がでてきます。
人の命を奪う鉄砲や爆弾を作って,戦いの場でわたしたり戦いのための飛行機をつくって,世界に売れるようになってしまいます。

とても悲しいことですが,世界では未だに,争いごとを解決するため人の命が奪われる戦いが行われています。
 

70年前の名古屋のように,爆弾がおちてきて命を落とされたり,家族を失ったり,住む家がこわされたりする人たちが,今世界にいます。
もし追加のルールを認めてしまったら,日本の人が武器をもってこの戦いにいき,日本で作った爆弾や兵器が, 傷つけてしまうかもしれません。

ここにいる大人達や,多くの人たちは例えどんな理由があろうとも,その戦いで日本の人たちや,日本が作った武器が,世界のどこかでだれかを傷つけたり,だれかの命を奪ってはいけないと考えています。
もっといえば,世界中で戦いがなくなって欲しいと,心から願っています。

 

だから,私たちは
「一人一人の命を大切にしよう」
「問題がおこっても,武力ではなく話し合いで解決しよう」
という決まりを今一度思い起こし,みんなで力をあわせて守ろうという思いから、ここにあつまり,声を上げています。

 

こどものみなさん。
みなさんが大人になったときにも,国や社会のことで
「これはおかしいな?」
「このままでは,いけないのじゃないかな?」
思うことがおこり,みなさん自身が声をあげたくなる時が来るかもしれません。

そんなときは,今日のお父さん,お母さんたちの姿を思い出してくださったら,うれしいです。

皆さん自身の頭で考えて,正しいと考えたことを行うために今日の私たちの姿が少しでも参考になれば,大人として,こんなにうれしいことはありません。

そして,もしできるなら,皆さんが正しいと考えたことを,勇気を持ってまっすぐに行う姿を,みなさんのこどもたちに伝えてくださったらうれしいです。

 

本日ここに集まってくださいました大人の方々,お父さん,お母さん,おじいちゃん,おばあちゃん,そして未来のお父さんお母さん,皆さん自身の意思で,こうして想いを表明してくださった勇気心より敬意を表します。
パレードで私達の心と力を合わせ,「だれの こどもも ころさせない」という気持ちを発信していきましょう。

同じ想いをかかえていても,不安を抱えていてもいろんな事情から,声をあげられない,どうして良いかわからないという方がたくさんみえることでしょう。
 

この方たちに,
「同じ思いをもつ仲間たちが,今ここにいるよ」
「平和を願うあなたは,ひとりじゃない」
というメッセージを,パレードでとどけて行きましょう。

私自身これまで,子育てと毎日の生活にいっぱいいっぱいで新聞すらきちんと読めない生活をしていたわけですけれども,これからの未来を決める「政治」に無関心では平和な未来をこどもたちに手渡すことはできないと気づきました。

ママの会のメンバー達は,今,こんな一歩を踏み出しています。

 

○ 世の中でおこっていること —安保関連法にとどまらず,子どもの貧困,格差社会など,広い問題意識を持ち,問題の根本となる原因を見つけ出す。

 

○ 私たちが人間らしく生きること,すなわち「個人の尊厳 」を保障する日本国憲法について学ぶ。

 

○ 意見が同じ人も,違う人も,いろんな人の意見に耳を傾け,民主主義を毎日の生活で実現しようと努力する。

 

○ 私たちの不安や疑問にちゃんと答えてくれて,様々な専門家の意見を聞いて,知恵をしぼって,命を尊ぶ政策を実現してくれる賢い政治家を見極める。

 

一歩一歩ですが,一人一人ができることをやっていくことが,
「政治を語るのはタブー」

という空気を変える力になると私たちは信じています。

今日のパレードの一歩が,みなさまの,つぎの一歩につながりますように.次の一歩を踏み出す勇気を与えますように.私たちが何より守りたい,守らなければならないのは,『いのち』です.

IWJ_AICHI1 ママのパレード録画

本日のママの会のアピールです。
ちょっと長くなってしまったけど,もしよろしければご一読ください。

中日新聞2/1朝刊掲載

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